あの地震の後にメールが来ました。

私を気遣う文とともに、
私のイラストで子供達の迷子札を
作りましたというメールでした。

この黄色いバックの女の子のイラストです。

迷子札には連絡先や保険証のコピーなども入れた
緊急時必要な情報をいれたもので大事なものです。

そんな大事なものに何故私のイラストを？
と思ったら、その方はこのイラストの
ポストカードを、いつも手帳に挟んで
下さっているそうで…

子供達が、このイラストを見れば
寂しくないって言うから万が一の時の
力になってくれると思って
このイラストで迷子札を
作ったんだそうです。

その話を聞いて胸が熱くなりました。

彼女のお子さん達が、そう言ったのは、
いつもお母さんが手帳にいれているのを、
知っているから…
このイラストがお母さんを連想させるから
なんですよね。

そして子供達が、もしさみしい事になった時の
事を考えて想いやるお母さんの気持ち…

胸がいっぱいになりました。

子を想う母の気持ち。
母を想う子の気持ち。

そして絵のもつチカラというのも
あらためて感じました。

その迷子札が使われる事が無いのを
願いますと言う彼女。
私もそう思います。
本当にそれが一番ですよね。

もう、誰も悲しい想いをしないで欲しい。

どうか全ての事が良い方向に
行きますように…

本当に強く願います。